母子家庭=愛情不足の方程式は教育現場で作られている
うちは母子家庭になって2年目ですが、別居期間を入れると7年になります。
娘が2人いて、親子3人仲睦まじく暮らしています・・・と言いたいところですが、残念ながら親子喧嘩はするわ、姉妹喧嘩はするわ、時には3人三つ巴の戦いに発展し、家中を物が乱れ飛んだり、下手をするとベランダから物を投げ飛ばされたり、ひっかりたり、つねったり結構激しい生活を送っています( ̄▽ ̄;)
そうは言っても家族なので、翌日にはみんなけろっとして、何事もなかったように「おはよー(^▽^)/」って感じです。
レクリエーションとまではいかないけど、たまにはお互いの思っていることを言い合ったり、ストレス発散することも大事☝と、勝手に納得はしてるんですけど💦
そんな毎日ですが、数か月前から高校生の長女が登校拒否になってしまいました。
慌てて学校に行ったり、先生と電話で連絡を取り合ったりしていたのですが、まず出てきた言葉が、
「母子家庭は愛情不足になりがちなんですよね。」
担任の言葉です。
「はあ、すみません。」
となぜか担任に謝りました。
家に帰って、
「ママが離婚したから、嫌な思いさせてごめんね。」
と娘に話したら、娘は突然ボロボロ泣き出し
「違うよ。最初に学校に行けなくなったのは、友達とうまくいかなくなったから。励ましてくれる子もいるし、頑張って行こうと思ってたんだよ。」
と言いました。
そして、ずっと相談をしていた、担任、学年主任などから、
「母子家庭だから、愛情が足りてない。愛情不足の子は構ってもらおうとして、ちょっとしたことで学校を休んだり、わがままを言ったりする。」
と、何度も言われて、そっちの方が苦痛で学校に行きたくなったと。
「そうかそうか。
それは本当にごめんね。」
別の意味で私は娘に謝りました。
でも、これはうちの娘に限ったことではありません。
私も教育現場で働いていたことがありましたが、その学校の理事長の必殺技がこのセリフだったんです(-_-;)
今の時代、母子家庭ってクラスの3分の1近くはいるんですが、そういった生徒が少しでも問題を起こすと、すかさず
「母子家庭は愛情不足だから。」
と・・・
しかも、当の生徒や母親にも同じセリフを投げつけるんですよね。
横で聞いてて、うそやん(~_~;)っていつも思ってました・・・
言われる母親の気持ちって考えたことあるのかな?
母子家庭が一番言われたくないセリフなんですけどね。
母親が感極まって涙を流すと、「俺が言った言葉で感動して泣いてた。」
とか言っちゃって、おめでたいにも程がある。
何も知らない他人に、そんなこと言われて悔しいんだよ。アホ!
これが教育者?
これが思春期の多感な子供が通っている学校?
もちろん、父親がいないことで、愛情は不足しているかもしれません。
でも、お前達には言われたくないよ!と、怒りがふつふつと湧いてきます。
因みにうちは、パパとはいつでも会えるようにしているし、結婚していた頃、喧嘩ばかりして子供達を悲しませてきたけど、今少し距離があることで、元夫ともとても良い関係です。
みんなで夕飯食べに行ったり、学校のイベントにも必ず一緒に参加してます。
長女が登校拒否になった時も、すぐに学校に連絡してくれたり、食事に行って何時間も話してくれたり。
一緒にいる時は、家庭を顧みない人でしたが、離れてから逆に気遣ってくれるようになりました。
だからって、子供達を傷つけたことには変わりないし、だからこそ、母子家庭の母親は、精一杯子供に愛情を注ぎたいって、心から思ってる人が多いんじゃないかと思ったりもするわけです。
近所のおばちゃんや、親戚が何と言っても仕方ないけど、教育現場で子供を指導する立場の人が、母子家庭=愛情不足という方程式を作り上げるのはやめてもらいたい。
子供が何か失敗をしたり、先生達の思い通りにならなかったら、母子家庭のせいにするにもやめてもらいたい。
あなた達には理解できないかもしれないけど、私達は誠意一杯生きているんです。
「勉強だけ教えてくれるロボットだと思え。」
と、娘には言いました。
「何も期待するな。何を言われても、右耳から左耳に受け流せ。」と。
「ふるっ(・m・ )クスッ」
と言って、笑った娘は、次の日から学校に行ってます。
全ての教員が同じだとは言わないけど、偏見に満ちた人の心が分からない教員が多すぎる。
勉強教える前に、もうちょっとコミュニケーションとか、思いやりとか学んだら?
これじゃあ、安心して子供を学校に通わせられませんよ。